日帰り弾丸ロトルア旅行2 滝のしぶき

ハイウェイをひたすら走り

ネイピアから車で3時間でロトルアに到着すると、時刻はお昼過ぎになっていた。

私たちが行く予定であったレストランも、客は殆ど入っておらず、テラス席を除けば店内はガラガラであった。

ステーキが美味いという事が書かれてはいたのだが、まあ味は普通という感じだった。

ステーキ自体を食べ慣れていないせいかもしれないが、絶品という感じでもなく、日本人女性に至っては半分以上を残していた。

戦争記念公園の湖畔

広大な湖を前にして、脚で漕ぐボートが目に付いた。

時間が限られているので、ひとまずは皆でそれに乗る。

ボートの上から見える景色は素晴らしく開放的で、最近抱えているもやもやとした気持ちさえも、ほんの一瞬胸をかすめる程度で済んだ。

そこで長居するには少し時間が足りず、結局当初予定していたゴンドラには乗らずにタウポへ向かうため車に乗る。

昼食後ということもあり眠気に襲われたが、何とか無事にタウポまで戻り、私たちは観光地のシンボル的な滝を見に行った。

怒涛のHuka Falls

滝には多くの観光客が訪れていて、皆一様に携帯のカメラやデジカメで、その怒濤の流れを一瞬の景色として撮影していた。

が、実際にその迫力を写真で伝えるのは不可能である。何しろ圧巻なのはその水量と、水が流れ落ちる「スピード」であるから。

方丈記なんて思い浮かべる暇もないほど次から次へと絶え間なく水がほとばしり、そこで生まれる大量の泡は、瞬間ごとに生まれては消え、次の流れに巻き込まれていく。

滝の水が一気に流れ落ちる場所では、まるでドームのような形に盛り上がった水流が、ためらいもなく豪快に、それでいて自然に流れ込んでいた。

その光景の力強さは、英語で言うなれば「dynamic」と言う言葉が最も相応しいように思えた。

同伴した女性の3人は、彼女ら自身と滝の流れを一緒に撮影し、数10分程水を眺めてから、満足そうに車に向かって歩いて行った。

私も彼女らの後から車に向かったのだが、改めてその滝の流れを見ていると、呼び止められるようにして足が止まった。

滝の「しぶき」

なんぞや、と思って滝の流れをじっと見ていると、時折流れの中から、大きな「しぶき」が上がるのが分かる。

太陽の表面から火柱が上がるように、ときどき激しい水流から「しぶき」が豪快にほとばしる。

私はその「しぶき」を見ながら、何かこう言葉では説明し難い、インスピレーションのようなものを感じた。

その荒々しさから生まれるほとばしりは、うまく言えないが、

そういうものがあってもいいのかな

と言う気がした。

いや、むしろそういうものを、切望しているのかもしれない。

それとも、自然が作り出す活き活きとした躍動に、一種の憧れを抱いたのかもしれない。

あるいは私の中にも、そういう「しぶき」を生むような、ウネリがあったのではないか?

それは忘れていた何かを思い出させるような気づきである。

躊躇いもなく激しくぶつかり合い、どうしようもなく生まれてしまうその「しぶき」。

それは一瞬で消えてしまう花火のように、爽快で美しい。

私にはそれが、「あってもいいのかな」と思えた。

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