コルカタに残る方2 ケチャップとの格闘

コルカタのファストフード店

コルカタの街には、それなりに多くのファストフードが存在する。

例えばKFCとか、マクドナルドとか、Subwayもあったりする。が、日本の「松屋」や「すき家」はない(牛丼チェーンが進出しようものなら、宗教上の理由で異端者扱いされて迫害されてしまうのだろう)。

そんなインドのファストフードだが、お味の方はこれがなかなかイケる。少なくとも、不味くはない。

しかしここでは味よりも、むしろ衛生面での安心感が大きい(屋台と比べると、衛生面での基準は満たしているだろうと想像される)。

ケチャップの開け口

そんなファストフード店だが、ハンバーガーを頼むと小さなケチャップの袋が支給される。

これは日本でのサービスと同じなのだが、問題はその封の開けにくさ

あのギザギザが、どうも開けにくい。手が濡れた状態で試みたら最後、一巻の終わりである。

一度ふにゃっとなった開け口は切れ目が伸びてしまい、難攻不落の要塞と化す。頑なに口を閉ざし、迷宮入りする。

ここにきて思うのは、はやり日本のケチャップの素晴らしさ。

(わずかに切れ目が入ったりたりして、すごく簡単に開けることができる)

私はインドに来てから数回ほど、ケチャップを開けることに失敗した。

ケチャップとの格闘

KFCの場合だと、ケチャップが有料であるため、ミスは許されない。

入念に手を乾かし、指先に神経を集中させる。

切れ目はどこか慎重に見極めてから、親指と人差し指で丹念に引っ張るポイントを確かめる。

(何しろわずかな力のバランスが、その勝敗を左右する)

そして呼吸を整え、一思いに封を切る。

やった、あいた!

そう思ったのもつかの間、勢い余ってケチャップがほとばしる。

開け放たれたモンスターたちは、これまた予期しない方向に飛び散り、衣類に深刻なダメージを及ぼす。

その爪痕は、簡単には拭い去ることができない。

場合によっては永遠に、心に深く刻まれたトラウマのように、癒えない傷を衣類に残すことになる。

パンドラの箱を開けるべきや否や――

私たちはいつもそんな葛藤と闘いながら、このファストフードに潜む小さなモンスターと対峙することになる。

お願いだから、もっとケチャップを開けやすくして。

私は常々そう願っていた。

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