私が市長だったら-15-「所有」の税率を上げる

五島の財政

地方は財政が火の車で、国のお世話にならないと成り立たないことを、以前の記事でご紹介しました。

【中学生でも解る】五島市財政の問題点と目指すべきゴール

本日は、その中でも圧倒的に比率が少ない、「自主財源」の内訳と、私が市長だったらそれをどうするか、ご紹介します。

市税

個人市県民税

個人を対象に、県民税と市民税がセットで徴収されます。特徴としては、所得が多い人ほど多く課税されます。(詳細

そもそも賃金が低い五島では、所得を正確に把握するのが難しく、

  • ダブルワークをしている人
  • 給料を現金で貰っている人

が多い気がします。

そのため、課税対象の「漏れ」が割と多く存在するのではないでしょうか。

全てのデータがオンライン上に残るのであれば話は別ですが、現在のキャッシュ中心、ペーパー中心の田舎社会で個人の収入・資産を公平且つ正確に把握するのは、非常に困難です。

そのため、私だったら、個人市民税を廃止します。

法人市民税

こちらは法人に課される税でして、

税額=均等割額+法人税割額

で算出されます。そのうち、「均等割額」の税率は「従業員数」と「資本金」によって決まります。

大きい会社ほど多く稼いでいる

という発想なのでしょうが、どうも時代の流れと合っていない気がします。

一方で、「法人税割額」の方は、法人の課税対象所得に対して、一定の税率をかけて算出されます。

現行の「均等割額+法人税割額」という、実体に即していない計算は辞めて、

会社の規模に関係なく、儲かっている会社からは徴収

という風にしたほうがシンプルだと考えられます。

私だったら、法人税の均等割額を廃止します。

固定資産税

市役所のHPによると、

土地課税台帳、または家屋課税台帳に登録された土地の価格。償却資産は償却資産課税台帳に登録された価格。税率は1.4%となっています。

1000万円の固定資産であれば、年間14万円という感じでしょうか。中々高く感じられますね。

しかしながら、H30年度の五島市の固定資産税は、H29年度と比べて2600万円程度の徴収減となっています。その要因は、

  • 所有者者が減った(死亡とかで)
  • 固定資産の価値が減った(減価償却で)

などが考えられますが、今後も人口減少が続く限り、固定資産税の徴収額は減る傾向が続きそうです。

私だったら、「家の所有」から「家の利用」への発想転換を促すために、固定資産税はうんと高くします。

軽自動車税

自動車全般を持っていることに対する税金です。

こちらは人口減少ながらも、H30年度に860万円程度の徴収増(H29年度比)となっています。なぜでしょうか?

税率そのものが上がったという情報はありませんので、

「個人/法人の車保有率が上がった」

ことが大きな要因でしょう。考えてみれば、国境離島新法で採択されたビジネスの多くも、車を使うサービスが必須のところが多そうです。

そのため、五島の車の台数は、人間の数に反比例して増えているのかもしれません。

私だったら、「車の所有」から「車の利用」への発想転換を促し、自動運転を推進させるために、うんと自動車税は高くします。

たばこ税

市役所の情報が面白かったので、そのまま転記します。

たばこに税金(たばこ税)がかかっていることはみなさんご存じだと思います。このたばこ税はたばこを買った場所(市)の収入になります。たばこを五島市で買うことにより、市では市民のみなさんのためにより多くの事業ができます。

旅行など市外へ行くときは、市内で買ってからお出かけください。

たばこは市内で買いましょう。

市役所が赤文字でタバコの推奨をしています。

私はたばこ吸いませんが、確かに五島の喫煙率は結構高い気がします。

一方で、市民が健康悪化により病院に掛かる回数が増えれば、医療負担額も増えてしまいます。

私だったら、健康増進を目的に、タバコ税をうんと高くします。

都市計画税

都市計画税の説明を見ると、

都市計画事業、または土地区画整理事業に要する費用にあてるために、五島市条例で指定された区域内に所在する土地及び家屋に対し、その土地または家屋の所有者に課税されるものです。税率は0.3%です。

と紹介されており、H30年度は660万円程度の徴収減となっています。これも言うなれば、固定資産税のおまけみたいなものでしょう。

私だったら、

都市計画=社会の自動化

と位置づけて、こちらもうんと高くします。

その他の税

五島市のHPによると、その他の税の内訳は以下の通りです。

  • 鉱産税
  • 特別土地保有税
  • 入湯税

入浴税っていうものもあるのは面白いですね。それ以外にも、ユニークな税項目を作るのも良さそうです。

まとめ

現在の「市税」の種類と特徴は以下の通りです。

  • 個人市県民税:正確な所得、収入の把握は不可能
  • 法人市民税:「会社の規模」で税率決定は、実態に合わない
  • 固定資産税:資産の利用促進が進まず、価値は下落気味
  • 軽自動車税:車を保有する法人、個人が増えている
  • たばこ税:市役所が推奨しているが、健康は害される
  • 都市計画税:固定資産税の付随
  • その他の税:イロイロある

私が市長だったら、

  • 個人市県民税:実態把握が無理だから廃止
  • 法人市民税:均等割額を廃止
  • 固定資産税:流動性を高くするため、税率を上げる
  • 軽自動車税:所有を減らすため、税率を上げる
  • たばこ税:健康増進のため、税率を上げる
  • 都市計画税:所有を減らすため、税率を上げる
  • その他の税:「AI促進税」とかを新しく作る

総じて、所得に対するペナルティーを大幅に引き上げることで、社会の遊休資産(家・土地・車)をより有効に活用できるのではないでしょうか。

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