都市の魔力は「主体的な奴隷」の創出

都市

都市はなぜ生まれるのか?

という点を考えたとき、そこには大まかに、

①人が集まり自然に生まれる

という説と、

②誰かが意図的に、デザインして作っている

という説があると思いますが、私は後者の影響が強いと感じます。

誰かが「都市」の宣伝を魅力し、人が集まるようにPRすれば、そこに人が集まります。それでは、都市に人を集めるメリットは何でしょうか?

簡単に言えば、労働力の集約です。

より効率的に生産力を拡大するために、都市はコンパクト化され、高い建物が乱立します。

「最先端の豊かな都市」という言葉を創りあげれば、計画的に都市を生み出すことが可能です。

都市と家賃

都市の家賃は、農村部に比べると高い傾向にあります。

しかし労働者の観点で考えると、都市の家賃の高さは頭の痛い問題です。

例えば手取りの給料が15万円で、その半分が家賃だったとすると、その人の労働時間(人生の大部分)の半分は、家主のための奉仕活動であるといっても過言ではありません。

都市生活者は、家賃の設定が高すぎるので、嫌が応にも「働いて給料を得ること」が求められます。

そんな「バリバリ働く人」を前提とした都会の論理ですが、貨幣経済に取り込まれている以上、必然的に「人生の選択肢」も狭くなってしまいます。

都市は出生率が低くなる

今度香港に旅行に行くので調べてみたのですが、世界3位の人口密度を誇る香港の出生率は、何と1.19だそうです。

香港と言えば超メガシティーなイメージがありますが、最近では中国との差が縮まり、相対的な魅力も低下しています。

そして一つの経済圏として出生率が1.19と言うのは、散々騒がれている日本の数値よりも遥かに下です。(関連記事

生活に必要な水と食料も、中国から依存する形になっており、香港は単独で経済と人口を維持出来ない社会となっています。

都市生活の厳しさは、お金があれば何でも出来るけど、お金がなければ何も出来ない(=子供も育てられない)という点ではないでしょうか。

都市・お金・奴隷

お金がないと生活ができないと言うことは、つまり仕事をしないと生活出来ない、という事です。

そして仕事の対価として支払われる給料の大半は、先行投資で「都市」のインフラを創りあげた人たちの懐に入っていくようになります。

つまり、「都市で生活する」という事は、「人生の少なからぬ時間を、オーナーの懐に捧げる」という事と同義ですので、見方を変えれば、奴隷です。

しかし、都市で生活をしている人は、自分自身のことを奴隷だとは微塵も感じておらず、むしろ豊かな生活を送っていると錯覚しています。

このように、都市の魅力をPRし、そこに住みたいと思わせる(「主体的な奴隷」を作る)ことが、都市の魔力なのかもしれません。

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