中国の拡張と香港の未来

香港旅行

先日は香港に旅行に行ってきました。

五島に来てからは初の海外旅行でしたが、現地では以前五島に来た人にガイドをしてもらいました。

今回は、香港在住の方から直接聞いた、「香港の今」をご紹介します。

中国人のマナー

中国からの旅行客は、香港でも増えています。

そして中国人のマナーについては、香港の方も同じように思っているそうでした。

「マナーが悪い。ルールを守らない。」

中国の方があまり好意的に見られていない点は、世界の最大公約数になっていきそうですね。

ただ、そもそも中国人は数が多いという点で、マイナスのイメージは損な印象でもありますが。

それでもアジア出身でない人から見れば、人種の区別はつきませんし、言葉の違いも判りません。

そんな中で、中国人と香港人(Hong Kong Chinese)を見分けるポイントは、商業施設の中でも大きなキャリーケースを持ち運んでいるかどうかだそうです。

経済圏の拡張

ちょうど私が旅行している最中に、新しく出来た駅を外側から見る機会がありました。そこで聞いた話では、

「中国式の入国審査が香港でも適用されている」

そうです。経済圏を広げ続ける中国に対して、社会の制度も含めて変わってしまうのではないかという懸念されていました。

さらに、街中に立ち並ぶ高層ビルは、家賃がとても高いことで有名です。そして驚くべきは、

「2年毎の契約更新では、家賃が上がることもしばしばある。」

との事でした。

不動産価格の上昇分が転化されている訳ですが、労働者の給料が上がり続けなければ生活は苦しくなります。

参考までに、香港の物価上昇率を見てみると、日本が政策目標として目指している物価上昇率2%以上の値(2.2%)を示しています。

http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=PCPIPCH&c1=HK&c2=JP

しかしその主な原因は、不動産価格の上昇であると言われています。

背丈を競うように立ち並ぶ高層ビル群は、少しでも利益を得たいという、実需には関係ない資本の産物です。

バブルに至らない水準で当局が規制をしていますが、シャドーバンクを含むお金の流れをすべて遮断できていない状態です。(参考記事

政府が不動産融資の引き締めをすれば、逆に政府の関与が及ばない部分で資金の供給が行われ、流動性のリスクがさらに高まるという形です。

とはいえ、香港政府の財源の2番目とも言われる不動産および関連投資の収入は、政府としても価格を維持したいという思惑があります。

昨年(2016年)の新規住宅購入者のうち、約21%が中国本土の富裕層で占められていたという

記述も、それを示しています。

このように、人よりも先に香港の社会に影響を及ぼしているのは、容易に移動可能なマネーです。

  1. 中国からの資金流入
  2. 香港の不動産価格の上昇、ビルの乱立
  3. 物価の上昇

という形で、政府が規制・管理できる範囲が狭いのが実情です。

政治圏の拡張

このように、香港の社会はカネ・人の面で中国からの影響をすでに大きく受けています。

そして最近になって、現地の人がさらに懸念しているのは、政治的な圧力による支配です。

実際、香港の政治団体に活動禁止命令が出されるなど、日本の戦時中を思わせるような取締りが実施されています。

http://news.livedoor.com/article/detail/15351599/

今でこそ、GoogleやFacebookを自由に使える香港社会ですが、次第に当局の規制が及んでいくのではないでしょうか。

実際、中国が政治的な圧力をかけて香港政府に脅しをかければ、不動産価格の低迷を恐れる香港政府は下手に出ざるを得ません。

このように、経済圏で喉元に楔を打ち込み、徐々に中国式のルールを適用させる、というやり方(一帯一路)は、全方位的に拡張政策を進める中国政府のスタンダードなやり方のように見えます。

そうした点からも、世界2位のGDPを持つ中国にとって、今後も資本の自由化をもたらす技術革新や規制緩和は、世界に派遣の種を撒く上での追い風となっていくでしょう。

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