地方の首長が政治を変える!?橋下徹の「政権奪取論」

政治的な判断の正しさ

物議を醸す発言で政界に旋風を巻き起こした橋本元市長の本です。

YouTube動画やテレビ番組で見かける印象として思うのは、

ロジカルモンスター

って感じですね。何かのテーマについて、理詰めで話をしたときに、打ち負かすことは出来なそうです。

その橋本さんが本書の中で述べているのは、

政治的な判断で大事なのは合理性

ということです。

ただ、本書では「それだけじゃない」政治の難しさや厳しさについても、経験に基づいて述べられています。

トップの仕事はマネジメント

そういえば、以前の会社でSEの仕事をしているときは、

パートナー会社をいかにマネジメントして、プロジェクトを推進させるか?

ということを言われました。結局、行政組織も同じように、

多くの関係者を巻き込みながら意思決定を行い、調整をする役割

が期待されるのでしょう。そう考えると、

「意思決定の正しさ」だけではなく、「決定に基づいた実行力」

も政治では同じくらい大切な要素です。評論家の意見は正しいですが、実行力を伴わないという点で

「それは絵に描いた餅でしょ」

と言われてしまいますからね。本書の中でも

「政策よりも組織」

というフレーズにもその中身が表れています。

地方から改革

本書では、

  1. 自民党の対立軸として野党が弱すぎるため
  2. 強い野党を作ることで政治的な緊張状態を生み出し
  3. 結果的に良い政治を生み出す

という論法で、具体的な処方箋が述べられています。その一つの方法として、まずは国政を目指すのではなく、地方の首長選で足場を固めることが述べられています。

最近では、沖縄や千葉・秋田など、自民党候補の地方での躓きが見られます。関連記事

私の個人的な意見ですが、今後の首長選においては、野党の候補が当選する頻度が高くなると思います。

地方選挙での自民の凋落

自民党の頑張りに関係なく、地方はドンドン衰退していきます。

そうした中で、地方で変化の兆しとなるのは「求心力の低下」です。

それは「野党が力強くなった」というよりも、自民党政権がオウンゴール的な政策を連発することによる、失望感の高まりです。

例えば消費税の増税について、そもそも消費税自体はデフレを助長する方針であるため、地方経済をますます委縮させます。

「腰が折れる」という言い方が正しいかもしれませんが、もはや生活必需品はすべて100円ショップで賄われる形になり、衰退の著しい地方の商店街に最後の打撃を与える結果となるでしょう。

従来からの路線としての「一億総活躍」も、明らかに地方には届いていません。

最近では、移民政策は反対する一方で外国人労働者を増やしている政策についても、高齢者から見れば

マナーの悪い外人が町中に増えたぞい

というマイナスの影響に映るでしょう。

そうした不満・現状のマイナス(に見える)な変化が、首長選での自民党候補の求心力低下の大きな要因です。

非自民的な「まとまり」

本書では、自民党への対抗勢力としての「まとめあげる力」が再三述べられています。

中央ではそれがまとめられずに結局失望に終わりましたが、今度は同じチャレンジが「地方間」でも繰り広げられます。

中長期的な流れとしては、

  1. 自民党の求心力が地方で低下
  2. 地方の首長選に「非自民」候補が躍進
  3. 求心力のある首長を中心とした「政党・連合」が誕生

という形で、次第に国政も影響を与えるようになっていくでしょう。

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