私が市長だったら-25-持たない・作らない

統廃合と負の遺産

五島市では、「1市5町」時代に建てられた「公的な建物・施設」が数多く存在し、いまだに有効活用されないでいます。

【遊休資産活用】離島経済活性化に繋がる事業計画/ビジネスアイデアを考えてみた

それを高校生のアイデアで活用する、という発表会も先日ありましたので参加してきました。

今後も、そうした「公的部門が抱える負の遺産」はどんどん増えていくだろうと見込まれます。

その理由は、多くの市町村が財政的にひっ迫していく中で、統廃合が避けられない流れとして存在するからです。

そうした、「引き潮」社会を前にして、公的機関のポリシーとしては「作らない・持たない」が原則になっていくでしょう。

作らない

現在だと、図書館やごみの焼却場・さらには新しい市役所の庁舎なんかが作られようとしています。

しかしこうした施設も、

  • 人口減少と経済の衰退
  • 個人の価値観の多様化
  • 市町村の財政的困窮による統廃合

の機運が高まるにつれて、「負の遺産」となる可能性が高いでしょう。

例えば図書館は、オンラインで楽しめるコンテンツが増える一方なので、相対的に価値が低くなっていくでしょう。

それから、久賀島や奈留島で教会のガイドをして感じるのは、世界遺産の島にある教会は、交通が不便であり維持管理費用が大変たかくつく、ということです。

ですので、基本的に必要だと思うものは「民間に作ってもらう」というスタンスが必要です。

それに加えて大事なのは、「作るのではなく利用する」という考え方です。

車輪の再発明

という言葉がありますが、大体今の世の中、本当に必要なものは別の誰かが既に作っています。

日本人は何でもかんでも、「作れば良い」という発想が強すぎるような気がします。

持たない

これも「作らない」の延長線上にある考えですが、行政として持たなければいけないものってありません。

例えば住民の行政サービスにかかるシステムなんかは、クラウドサービスを利用すれば事足ります。

わざわざ〇〇市役所だけでしか使えないようなシステムを持つ必要はありません。

ですので、全般的に「今」役所が持っている資産・業務は民間にどんどん売却・委託する方向性にするべきです。

究極的には、役所そのものは物理的になくなり、

「情報処理の窓口」

になるのが理想的です。そうした改革(例えばペーパーレス化)にも、技術活用の視点が大事になるのですが。

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