私が五島市長だったら-41-Maas社会の実現

Maasってなんぞや?

昨日の話の続きです。

Massって呼ばれる大きな交通革命が、世界で流行りつつあります。

詳しくはググれば分かりますが、私なりの見解を紹介します。

従来、乗り物は「個人の所有物」でした。

車やバイク、自転車もそうです。

ところが昨今、ライドシェアに代表される「シェアエコ」の流れを受けて、乗り物はもっと公共のモノになって行きます。

現代での公共の乗り物と言え、ば電車やバスですが、そうした乗り物との違いは、

個人のニーズに動いている

という点です。電車やバスは基本的に、個人のニーズではなく、集団のニーズに即して動いています。

Maas社会が実現するために

五島列島の中で一番大きな福江島は、人口が3万人ほどいますが、電車がありません(その他の離島も同じ)。

そうした中で、自動車の保有率はおそらく日本一の地域ではないでしょうか。

五島市民の自動車保有台数と交通情報

都会に住んでいれば、車を持つ意味は殆どありません。

しかし五島では、車に対する依存度が、日本でもかなり高い地域であるとも言えます。

そのうえ、社会の高齢化という問題も都心部に比べて早いです。

高齢ドライバーの割合も高く、一方では免許を返納することが「社会的な孤立」を意味します。

ここから言えるのは、

車社会であるが、社会構造の変化に適応できていない

という事です。五島、ピンチ。

Maasが島の社会を救う?

そうした中で救世主になるのが、Maasです。

公共交通としての車移動が一般的になれば、数多くのメリットがあります。

  • 年間1億円以上の「バス会社」に対する補助(税金)が削れる
  • 高齢者が安心して免許を返納できる
  • 「日本版Mass」の先進的な事例として、全国から注目される

などです。もちろんそこには、

自動車保有の社会 → Maas社会

という移行に際して、様々なコストが生じるでしょう。

一番大きいのは、「あおりを食らう」既存事業者を、どのように説得するかです。

  • 自動車の免許学校
  • 自動車販売店
  • タクシー業界、レンタカー業界

それだけではなく、Maasが社会に浸透するための下準備も必要です。

  • 事故が起きたときの責任の問い方
  • 自治体として推進していく上での条例の制定
  • 地元住民に対する周知と合意形成

こうした事は、行政が主導となって、粘り強い交渉(国+県+地元)が必要です。

まとめ

五島列島は、物理的に海で本土と隔てられているため、超車依存の社会です。

しかし、3分の1が高齢者である五島では、「車社会」が持続可能ではないという構造的な問題を抱えています。

一方、世界に目を向けると、「所有から利用へ」という大きな潮流の変化が起こっており、この問題の解決策になります。

五島列島こそ、この「不可避な変化」と「世界の潮流」を踏まえて旗振り役となり、Maas社会の先駆者となるべきです。

それが大きなチャンスなのですから。

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