2100年の世界と人・土地

22世紀

本日は、今から80年後の22世紀のお話です。

なぜそんな突拍子もない話を突然するのかというと、

政治は短期的な目線で考えたら、将来世代が困る

と思うからです。

短期的で、受けが良いことを言うのは簡単です。

例えば政治家が、地元の票を取るために地域振興券的なモノを配ったり、地方創生を謳ったりするのはその典型です。

さて、それでは頑張って書いてみます。2100年の世界。

日本という国

中国とアメリカが凌ぎを削って覇権を争っていますが、今後もこの争いは続くと考えられます。

日本は少子化で子供が増えず、国防という面でも人手不足感があります。

そこで移民や難民(名前は何でもよい)として、外国から来る人の割合が増えていくでしょう。

アメリカとしても、日本の人口減少に伴う国力の低下は安全保障上のリスクになるので、アメリカの主導で外国の人が増えていくでしょう。

現時点でも、出入国管理法により、本土の外国人比率はぐんぐんと高まっています。

そこで「純潔な日本人」的な感覚は益々薄れていくでしょう。

「生まれ」が意味を持たなくなる

従来、人は「生まれた場所」や「家柄」に人生を左右されてきました。

現代では一番大きな左右要素は「場所」ではなく「親の経済力」かもしれません。

が、そうした「生まれ」に左右される部分は、今後ますます意味を持たなくなるでしょう。

そうした変化の中で、個人のアイデンティティーも、昔は「生まれ」に依存する部分が大きかったですが、今後は「多数のレイヤー」に及びます。

個人のアイデンティティは多層化

現代では「仕事」が個人のアイデンティティに結び付く傾向が強いので、名刺には殆ど「会社名」とか「職業」が並んでいます。

しかし、「金銭を得るための仕事」自体の価値も薄れていくため、名刺的なモノ(プロフィール)に記述する要素は増えていきます。

  • 〇〇が好き
  • ××の活動に関わっている
  • △△には反対

など、政治信条や嗜好・所属グループと言った多数のレイヤーに跨る要素の集積として、個人が形作られるようになるでしょう。

戸籍上、どこに住んでいるかとかは、全く意味がなくなります。

バーチャル空間の充実

今後は拡張現実の技術が発達していくので、ゲーム以上にリアルな体験として、バーチャル空間で過ごす時間が増えそうです。

そうなったとき、ますます物理的な空間に留まる意味は希薄になるため、国境を越えて多数の個人が入り乱れるようになります。

テロや災害の頻発・常態化

世界全体としてみれば、戦争や紛争も相変わらず各地で勃発するでしょう。それに加え、物流と情報の移動コストが下がることで、テロ事件の絶対件数も増えていくでしょう。

そうなったとき、益々人は「人が沢山集まる場所」に対する警戒感を抱き、「少しでも安全な場所に移動したい」という想いが強くなるでしょう。

最近は日本でも、物騒な事件が後を絶ちません。

都市空間そのものも、大きな地震や自然災害によって、容易く破壊されてしまいます。

そうした中で、安全性を売りにしたロケーション提供サービスや、救われない人たちに対する慈善事業としての生活空間の提供も増えていくでしょう。

「移動して生きる」が当たり前に

2100年では、従来は国境で隔てられていた人たちの移動が益々多くなり、「〇〇人」とか「××生まれ」という概念は意味を無くしているでしょう。

「私たちの概念」は拡張していくため、人間同士の差別は相対的に減少し、動物もその圏内に入っているでしょう。

その代わりに、個人を識別するための要素は多層化し、人は移動をしながら人生を過ごす事になるでしょう。

そうなったとき、魅力的な空間とは、

  • 多様な価値観を受け入れる空間として開放的である事
  • 安全が担保され、衣食住(&ネット環境)に不満がない事
  • 人間が人間らしく過ごせる事

となりそうです。

まとめ

2100年に向けて起こるであろう変化は、

  • 移動コストが下がり、人の移動が容易になる
  • 治安・政治・災害リスクから、永住空間がなくなる
  • 人の移動が増え、国籍や人種の意味がなくなる
  • バーチャル空間の規模が広がり、物理空間の重要性が薄れる
  • 人の移動を前提とした「安全空間」の価値が高くなる

です。人と土地が従来よりも分断されるので、

不動の土地をベースとした「定住人口の増加」は、意味がない

形となりそうです。

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