五島市の介護施設でボランティアしてきました

介護の島・五島

かつては一次産業が基幹産業と言われていた五島ですが、今となっては就業者が一番多いのが「医療・介護」の分野となっています。

介護保険の金額は年々上がり続け、職場の人手不足も深刻化している五島にとって、介護の問題は避けては通れません。

五島市の介護保険制度のご紹介

そこで、現場の事を詳しく知りたい、という想いで

五島の介護現場でボランティア

をしてきました。

仕事の内容は主に、「入居者のお話を聴くこと」で、私が体験したのは特別養護老人ホームと、グループホームです。

本日はその感想の紹介です。

「人手不足が深刻」は本当だった

よく、TVやニュースで「介護は人手不足」と言われています。

実際、私がボランティアをした事業所でも、

  • ここ数年は、高卒の求職者がいない状況
  • 慢性的な人手不足で、リーダーが現場に張り付き状態
  • 来年以降、新たな在留資格で外国人を受け入れる準備を進めている

という現状でした。日本の産業構造は、今や外国人抜きには成り立ちません。

そうした中で、「それなりに高いコミュニケーション力が問われる」介護の分野まで、労働範囲の拡大は及んでいます。

3Kで隠される部分

人手不足の要因として言われるのは、3K(きつい、汚い、危険)+「給与が安い」と言われます。

この中でも大きいのは賃金の要因ではないでしょうか。

ところが、実際には介護の現場で働く方々を見ていると、

仕事に責任感を持ってイキイキと働いている方が多い

という印象でした。

なんていうか、働く姿がカッコよく思えました。

もちろん私は、1日だけ「現場の表の部分」を観察していただけに過ぎません。その裏では、やはり心身のストレスや負担も大きいのだと思います。

しかし、ダラダラとPCの前で画面とにらめっこをしている仕事と比べれば、断然そちらの方が、人間的な仕事だと感じました。

3Kという言葉で「仕事のイメージ」を持ってしまう事が多いですが、それは非常に勿体ない事だと感じました。

入居者のサービスを上げるために

次に、私が感じた「高齢者の満足度を高めるには?」という部分です。

①外に出やすく

施設で暮らす入居者に共通してみられる特徴として、

「外に出たがる」

が挙げられます。しかし、施設を運営する立場からすると、失踪や事故のリスクがあるため、外出には制約を掛けなければいけません。ある入居者は、

ここは柵のない牢屋だ

ともぼやいていました。そのジレンマを解消するために、もう少し技術を活用する余地は大きいと感じました。

何だかんだ言っても、人間は動物なので、天気が良い日は外で散歩がしたくなる生き物です。その辺りは猫と変わりません。

例えば、外出時はGPSのセンサーを取り付け、社会全体としてもそれを受け入れるような形にすれば、高齢者の自由度と生活の満足度も、もう少し上がると思います。

自動運転の車が歩行者のセンサーを検出し、自動的にスピードを制御する、みたいな感じです。

実際、介護の現場では、技術の活用が進んでいる部分もあり、私がボランティアをさせていただいた現場では、部屋の中にセンサーカメラを取り付け、サーモグラフィーで入居者の状態が把握できるシステムが導入されていました。

こういう安全管理は、今や一般的なのかもしれません。

「機械化を進める=人の肌触りが無くなる=冷たい」

みたいなイメージがありますが、効率化すべきところはもっと効率化する発想が必要かと思いました。

そして人間が一番温かみを発揮できる分野に時間を割くことが肝心です。

これは介護の現場だけではありませんが、日本の職場は「機械化が可能な事務仕事」に対して多くの時間が費やされている印象です。

②ゲームを増やす

特に介護度が大きい入居者の方を見ていて思ったのは、

「TVを観たり、入居者同士でお喋りする」以外の時間をいかに増やすか、です。

実際、職員が24時間ずーっと付き添える訳ではないので、退屈そうに時間を持て余してしまう入居者も多い印象でした。

健康寿命を延ばすうえでは、

手や体を動かす時間をいかに増やすか?

という事が大切です。

将来的に、スマホ世代の人たちが施設に入るならば、「オンラインゲーム」が欠かせないアイテムになっているでしょう。そこにはハイテクなVRが搭載されている気がします。

判断能力と指先さえあればゲームは楽しむことが出来るので、身体機能の低下に負けないくらい、高齢者が世界的なe-スポーツで華々しい成績を上げているかもしれません。

ゲームで成績を上げれば、活躍の場が増えるという意味で、シニアのe-スポーツ市場はこれから急成長する余地がありそうです。

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