なぜよそ者の移住者が市長を目指すのか?-3-

前回の記事の続きです。

最近は

なんで選挙に出るの?

と聞かれる事もあるので、色々な角度から、「選挙に出馬する理由」を書いています。

なぜよそ者の移住者が市長を目指すのか?-2-

  • 1回目:辞めた会社との関連性
  • 2回目:社会へのメッセージとの関連性

という観点で述べました。今回は、「生存戦略としての政治家」です。

生きるとは?

五島に来てからは、「折角入った会社を辞めるなんて勿体ない」と言われますが、確かにサラリーマンのままでいたら、今よりもずっと高い年収でした。しかしシビアな話ですが、生物として生存していくために必要なのは、「いかに他者との差別化を図るか?」という点だと思います。その点で言うと、いつまでも大企業のサラリーマンでいる事は、他の人との差別化にはなりません。

これからの世の中では、ある日突然、仕事がAIに奪われて、「明日からクビね」と言われるかもしれません。或いはリーマンショック級の経済破綻が生じて、会社そのものが倒産するかもしれません。これは会社の規模や職種に限らず、全てのサラリーマンに対して言える事です。そうした社会に生きている以上は、備えをしておく必要があり、多くの会社で副業が解禁され始めたのも、そういう理由だと感じています。

じゃあ具体的にどうやって差別化を図るか?という事ですが、それは単純に、「人がやっていない分野でポジションを確立する」という事に尽きます。その市場を切り開き、パイオニアになれば生きていけます。最近よく言われるのは「専門性の掛け算」という考え方で、要するに複数分野の要素を掛け算すれば、希少性が高まるよね、という話です。

そうした観点からすると、「現在、選択可能な仕事だけで生きていく」ことは、すなわち「他者との競争環境にずっと身を投げ出す」事と同義です。これからの社会では、リスクの高い事だと感じています。理想的には「他の人がまだ始めていない、自分だけのポジション」を創る事が、一番確かな生存戦略だと考えています。

変わる政治家の像

世の中には、政治に対する極端な誤解があると感じます。一つは「政治家は、世のため、人のために尽くすべきもの」というイメージです。いわば聖人君主のような。一方で、世の中を見れば汚職は後を絶ちませんし、過激な発言で世界を振り回している人もいます。政治は汚いモノだというイメージも、同じように存在します。どちらも両極端なモノですが、私はもっと、「その間にいる人たち」も政治に対して参画していく方が良いと感じます。

現状、政治と言う分野は、一番変えていく必要性があるフィールドであるにも関わらず、圧倒的にプレイヤーが少ない状況です。地方で首長クラスになるのは、大抵が定年を間近に迎えた行政や議員と言う「お決まり」の人たちです。しかし私はこれからの世の中で、政治家が副業をするのも全然アリだと思うし、現に「ブロガー議員」ならぬ「YouTuber議員」という方も現れています。

これから先の世の中、複業をする人が一般化する中では、スポーツ選手の政治家がいても良いし、アーティストの政治家がいても良いはずです。その意味では、私は政治家と言う一種の職業が、もっと「様々な人たちに対する選択肢の一つ」であって良いと思います。れいわ新選組から新しいタイプの人材が輩出されたことや、N国のようにシングルイシューをテーマとした「新しい政治の在り方」も出現しています。

そうした事もあり、私は政治家を「生活費を賄うための職業」だというとらえ方はしていません。そもそも、首長や議員の任期は4年しかないため、それだけで生涯食べていくのは不可能です。ただ、「地方の政治家」という経験は、希少性が高いフィールドであるため、生存戦略としてみれば合理的です。

結局のところ、地方政治においては、「高齢化×人口減少×予算の削減」が避けられないテーマとしてあるため、誰が首長を担当したとしても、あまり大きな違いはないと思います。日本の社会の構造的に、福祉に対して多額の予算は計上するしかなく、少ないお金をいかにやりくりするか、という問題になります。そのため大切なのは、政策うんぬんではなく、従来の政治の仕組みやシステムを、どれだけ変えられるか?という部分だと思います。

今の政治家さん達を見ていると、楽しそうに仕事をしている人が少ないようにも感じます(楽しそうにした瞬間、周囲からバッシングされることもあるかと思いますが)。別の理由としては、特に地方の政治では、政治家の顔がネット空間で見えない、という部分があります。これだけ情報化している社会であるにも関わらず、SNSはおろか、ブログさえもしている方が少ないです。

政治かは、自分自身がその仕事を「楽しい・やりがいがある」と思えなければ、どれだけ「世のため人のため~」とか言ったところで、ウソだと思います。政治家と言う職業は、選挙と言う原理から見て、一生続けられる仕事ではありません。また、そうであってはイケないとも思います。

そうであるならば、若い人は、政治家と言う分野を「一生を捧げるべき高貴な職業」などと重く考えず、「人生の経験値として1回くらいはやっても損はないかも。他の人が参加していない狭いフィールドだし。」くらい気軽に、打算的に考えた方が良い気がします。

そして理想的には、「小学生がなってみたい職業ランキング」の上位に「政治家」という項目が上がるくらい、「政治は楽しくて深い仕事なのだ」というイメージが出来たら良いと思います。任期付きである事は、時間的な制約があるという事です。政治に対する参加のハードルを下げる事も、社会が良い意味で変わるきっかけの一つになれば良いと思います。

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