首長の仕事を飲食店オーナーに例えると

前回は、有事の際のリーダーの仕事について考えました。

2020年の夏は自然災害×コロナへの備えを万全に

今回は、平時の場合の基本的なスタンスです。

市長の仕事って何か、具体的にイメージが沸きますか?

正直、私はあんまり湧きません。

  • 議会に参加して答弁したり
  • 決算の書類に判子を押したり
  • 地域のイベントや市長会で挨拶をしたり

と、そんな「表に見える部分」しかイメージが沸かない方が殆どではないでしょうか。

そこで本日は、難しそうな内容を分かりやすく、例えて考えてみます。

市長の仕事(平時)

市長の仕事の本質は、

  1. 市民の声に耳を傾け
  2. 「やるべき事」と「やるべきでない事」を明確にし
  3. 市の職員に気持ちよく働いてもらい

結果として「市民に喜んでもらう事」です。

すごくシンプルですが、これが王道だと思います。

飲食店のオーナーに例えると、その仕事は

  1. 新鮮な食材を仕入れ
  2. お客さんに喜んでもらえるメニューを考案し
  3. シェフの力を最大化させること

です。

一方、最悪のケースはどうでしょうか?

  1. 市民の声を聴かずに
  2. 「やるべきでない事」を行い
  3. 職員が嫌々ながらに働き
  4. 市民も喜んでいない状態

典型例としては「需要のないダム建設」がそれに該当します。

誰得なのか分からない事業ですね。

一方、防災・医療・福祉など、「誰が市長になってもやらなければいけない仕事」は効率化を行い、サービス水準の維持・向上に努めるべきです。

1.市民の声に耳を傾ける

料理人として考えれば、一番大切なのは「仕入れ」です。

鮮度が悪かったり、ネタが傷んでいては良い料理も出せません。

行政にとっての「仕入れ」とは、「市民の声」です。

ここの質を如何に高める事が出来るかが、肝心です。

従来のように、限られた人たち(いつものメンバー)で行う懇談会ではなく、聴く「範囲と深さ」を広げ、政策立案に向けた「データ」として活用するべきでしょう。

年代別、職種別に定期的な情報収集を行い、個別の相談からも情報を収集します。

  • 市政懇談会・・・地区の高齢者向け
  • 市民アンケート・・・広く浅く
  • 民生委員さんのヒアリング・・・狭く深く
  • 職業別の懇談会(new)・・・働く世代向け
  • 未来懇談会(new)・・・学生、若者向け

2.やるべき事の明確化

飲食店で言えば、「メニューの立案」です。

売れないメニューを沢山作る事が良い事とは限りません。

現在進められている政策は様々です。中には、

これってそもそも必要?

という事業もあります。そうした事業について、満足度の調査が必要です。料理で言えば、

このランチは1500円掛かりましたが、どうでしょうか?

と聴くような感じです。市民からは

お金かけすぎじゃない?ww

とか、

同じものはもっと安く他でも買えるから、作らなくて良くない?

とか、

そういう意見が帰ってくるはずです。

その上で、政策的に「やるべきではないテーマ」を廃止し、行政として「やるべきテーマ」を明確にします。

3.職員に気持ちよく働いてもらう

飲食店で言えば、「厨房の整理」です。

厨房が汚れていたり、不衛生であったら、良い料理は提供できません。

職員が活き活きと働いてもらうために必要なのは、

  • 心身の余裕(事務仕事やペーパーワークの削減による過重労働の撲滅)
  • 職場の雰囲気づくり(職員間でのスポーツ交流など)
  • 互いを認め合う文化(相互承認の機会を増やす)

ではないでしょうか。

 

「市民に対して良い料理を提供する」という発想で考えると、

  1. 仕入れの最適化
  2. メニュー立案の最適化
  3. シェフの健康状態の最適化

が欠かせない指標になります。

それぞれの指標で高いスコアを出せれば、行政サービスに対する満足度も高まるはずです。

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